Charming . Unique
Ceramics by Kate
私は21 歳の時、⽚道切符と溢れる好奇⼼を胸に⼈⽣の情熱と⽬的を⾒つけ出すためにイギリスを離れました。
そして⽇本でアートと粘度の世界を⾒つけたのです。
⽇本は⼿作りの素朴な器は、⾃然と称賛され、その技を極めたものとして崇められています。
⽇本の美学は、繊細で、洗練されていて、厳かで、詩的であることで知られていますが、しかし時にはとても稚拙に⾒えたり、雑然としていて、混沌として感じることがあります。
このようなパラドックスがあるからこそ、30 年経った今でも⽇本の芸術や⽂化のニュアンス、素晴らしい⼈々に魅了されているのだと感じています。
北海道での孤⽴した環境に⾝をおいて修⾏しながら⽣活し 、私は⾃分のスタイルを確⽴してきました。
古き良きものと新しいものを融合させたものを⽬指しています。
そしてそれは同時に丈夫で使いやすいフォームです。
素朴でありながらエレガント。”器“の世界は、形も⼤きさもバラエティに富んでいて、遊び⼼があります。
そして⽇本料理は芸術的で遊び⼼のあるものであり、お⽫やお椀は料理と同じくらい重要なものなのです。
だからこそ、ここでの器や陶器の創作は⼤きな満⾜感と意味を与えてくれます。
その完成形の美しさこそがすべてですが、やはり本当の意味の美しさはそれを使う⼈こそがその価値と魅⼒を判断できるのです。
⽇本の⼈々のその価値観こそが、 私の陶芸における創作のインスピレーションの源で喜びであり、この地で陶芸家として働けることを光栄に思っています。
春、夏、秋の間はアトリエで創作活動をし、ギャラリーやカフェのお世話をしたり、旬の⾷材や地元のライフスタイルを楽しんだりしています。
冬の間は寒さから逃れて、世界中の新しい場所を探索しています。
そのライフスタイルによって⾃分の味覚を豊かにし、そして作品をつねに新鮮なものにしたいと思っています。